特許情報詳細
被験体状態解析用信号のピーク周波数測定システム
出願日 | 2011年02月14日 |
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出願番号/公開番号 | PCT/JP2011/053028 / WO2011/099600 |
発明者名 | 間瀬淳 他 |
出願人(権利者) | 九州大学 |
特許番号 | |
技術分野 |
ライフサイエンス 電気電子・デバイス |
明細書へのリンク | 被験体状態解析用信号のピーク周波数測定システム |
発明概要へのリンク |
目的
被験体に対する電磁波の送受信で得られた信号に対し最大エントロピー法を適用し、測定信号波形の時々刻々の周波数ピーク成分の変化を求めることにより、ノイズの影響を避けて所望の情報を取得でき、被験体の状態を適切に評価することを可能とするものである。
効果
被験体の状態を非接触でリアルタイムに評価するシステムを提供するものであり、ノイズ環境下でも被験体の所望の情報を取得でき、更にその変化の状態を短時間で評価することができる。ヒトの状態検知という点では、無拘束という利点を生かし、車両運転者等のモニター、健康機器、およびセキュリティ対策機器等に適用することができる。
概要
被試体の心拍変動率(HRV)の評価アルゴリズムとして、最大エントロピー法を適用し、測定対象生体のピーク周波数の時間推移(ピーク頻度の時間変化)を求めるものである。HRVの導出に最適化推定法である最大エントロピー法を適用、HRV信号の周波数スペクトル導出には時間・周波数解析法であるウエーブレット解析を用いるため、2-3秒のラグという実質的にリアルタイムなストレス評価が実現する。これにより本技術の応用分野が格段に広がることになる。