特許情報詳細
光駆動アクチュエーター素子
出願日 | 2007年10月22日 |
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出願番号/公開番号 | PCT/JP2007/070525 / WO2008/072419 |
発明者名 | 入江正浩 他 |
出願人(権利者) | 九州大学 |
特許番号 | 第4929513号 US8648206 EP2103807 |
技術分野 |
ナノテク・材料 機械・加工 |
明細書へのリンク | 光駆動アクチュエーター素子 |
発明概要へのリンク | 光駆動アクチュエータ素子.pdf |
目的
マイクロメートルサイズの微小化が可能であり、応答速度が速く、可逆的な変化により繰り返し使用できるなどの特性を有する新しいタイプの光駆動アクチュエーター素子を提供することにある。
効果
本発明は、光照射により瞬時に形状が可逆変化する分子結晶を世界で初めて開発し、本分子結晶を分子機械(マイクロマシン)に応用しようとする独創的なものである。本分子結晶の特長を生かし、超微細なピンセット、バルブ、スイッチなど非接触で微小物を操作できるマイクロ部品やマイクロマシンへの応用が期待できる。
概要
本発明は、光異性化により形状変化するジアリールエテン系化合物の結晶から構成されたアクチュエータ素子で、マイクロメートルサイズの微小化が可能であり、また応答速度が速く、可逆的な変化により繰り返し使用できるなどの特性を有するものである。光異性化により形状変化するジアリールエテン系化合物の結晶から成る光駆動アクチュエーター素子。棒状結晶または板状結晶としてマイクロオーダーサイズの微小結晶にすることができ、紫外光の照射により屈曲し(または収縮し)、可視光を照射すると伸長して元の大きさに復元する。本発明によれば、開発した分子結晶は大きさが10μm〜数百μm角で、伸縮率数%、反応速度25μsで10万回以上の繰り返し耐久性を有する。