特許情報詳細
固体色素レーザー媒質及びその製造方法
出願日 | 2012年03月29日 |
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出願番号/公開番号 | PCT/JP2012/059278 / WO2012/133920 |
発明者名 | 興 雄司 他 |
出願人(権利者) | 九州大学 |
特許番号 | |
技術分野 |
ナノテク・材料 その他 |
明細書へのリンク | 固体色素レーザー媒質及びその製造方法 |
発明概要へのリンク | 固体色素レーザー媒質.pdf |
目的
ポリジメチルシロキサンと、当該ポリジメチルシロキサン中に溶解した色素とを含む、固体色素レーザー媒質であり、ナノポーラス構造を有するために、励起光照射により色素が劣化しても、色素循環が起こり、レーザーとしての性能が回復し、耐久性に優れた固体色素レーザーを提供する。
効果
励起光の照射により色素が劣化しても、照射を中止して固体色素レーザー媒質を放置すると、この劣化した色素は時間経過とともに他の部分へ移動し、光照射された部分には新たな色素が運び込まれる。すなわち、色素循環が起こりレーザーとしての性能が回復する。従って、色素劣化を自己回復し、従来の媒質に比べて極めて優れた耐久性を有する。
概要
ナノポーラス構造を有するポリジメチルシロキサンと、当該ポリジメチルシロキサン中に溶解した色素であって前記媒質中2mmol/L以上の濃度となる溶解性を有する色素、とを含み、色素が媒質内を移動する固体色素レーザー媒質であって、光照射により劣化した色素が移動し、光照射された部分に劣化していない色素が移動することにより、機能を回復しうる固体色素レーザー媒質を開発した。