特許情報詳細
触媒担体、触媒担体用エレクトレット、触媒反応系の製造方法、及び、触媒担体用エレクトレットの製造方法
出願日 | 2012年09月06日 |
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出願番号/公開番号 | 特願2012-196205 / 特開2013-056331 |
発明者名 | 田中優実 他 |
出願人(権利者) | 九州大学 |
特許番号 | |
技術分野 |
ナノテク・材料 環境・エネルギー |
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目的
静電気を蓄積させたエレクトレットを用いて触媒を活性化することにより、外部からの電源供給が無くてもNEMCA効果を発現させることができ、発電を行うデバイスに適用することを目的とする。
効果
表面静電荷を半永久的に保持可能な「セラミックエレクトレット」を電極触媒担体として利用し、外部電源を必要としない「ワイアレスNEMCA効果」 を発現させることができる。 また、セラミックエレクトレットの表面電荷は水溶液や有機溶媒中でも消費され難いため、永続的な効果の発現が期待できる。固体高分子型燃料電池など低温作動型発電デバイス用の電極触媒担体等への適用が想定される。
概要
外部からの電源供給が無くてもNEMCA効果を発現できる、触媒担体、それに用いるエレクトレット、及び触媒担体用エレクトレットの製造方法などを提供する。触媒担体としては、エレクトレットに蓄積した静電気を用いて触媒を活性化するものであり、触媒担体用エレクトレットとしては、イオン伝導体、圧電体を含む誘電体表面に直流電界処理により安定静電荷を付与したものである。触媒反応系の製造方法としては、触媒または集電体に静電場効果が導入されるように該触媒と集電体を担持させることよりなり、触媒担体用エレクトレットの製造方法としては、イオン伝導体、圧電体を含む誘電体表面に直流電界処理を施して安定静電荷を付与するものである。