特許情報詳細
金属ナノ材料の製造方法およびそれにより得られる金属ナノ材料
出願日 | 2009年01月30日 |
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出願番号/公開番号 | 特願2009-551629 / WO2009/096569 |
発明者名 | 新留康郎 他 |
出願人(権利者) | 九州大学 |
特許番号 | 第5327877号 |
技術分野 |
ライフサイエンス ナノテク・材料 |
明細書へのリンク | 金属ナノ材料の製造方法およびそれにより得られる金属ナノ材料 |
発明概要へのリンク |
目的
銀からなるシェルを、コアとなる金ナノ粒子の表面全体を覆って制御性よく形成することができ、従って、形状が均一なコア-シェル構造の金属ナノ材料を再現性よく製造することができる方法を提供する。
効果
本発明の製造方法により得られた金属ナノ材料は、優れた光学特性(例えば、高い光吸収性、高い光散乱性など)を有し、顔料、光学フィルターなどへの利用、応用のみならず、とりわけ、高い光散乱性を有することによって、細胞動態観察への利用、イムノアフィニティグラフ用センサー粒子としての応用も可能である。また、表面増強ラマン散乱(SERS)分光用センサ材料としての応用も期待できる。
概要
金ナノ粒子の水分散液中、還元剤を用いて銀イオンを還元するにあたり、水分散液中に塩化物イオンを含有させることにより、金ナノ粒子の表面全体を銀で制御性よくコーティングすることができる、すなわち、銀からなるシェルを、コアとなる金ナノ粒子の表面全体を覆って制御性よく形成することができる。無機銀塩および塩化物イオンを含有する金ナノ粒子の水分散液中、還元剤を用いて銀イオンを還元する工程を有する、製造方法である。