特許情報詳細
底質移動制御方法
出願日 | 2000年06月30日 |
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出願番号/公開番号 | 特願2000-198108 / 特開2002-013118 |
発明者名 | 小松 利光 |
出願人(権利者) | 株式会社産学連携機構九州,東栄商興株式会社 |
特許番号 | 特許4550231 |
技術分野 |
環境・エネルギー |
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目的
沿岸域の海底において、波浪により形成される往復流の中に、流れの方向により抵抗特性の異なる小規模構造体を複数配置して、任意の方向に底層付近の流れを生成することにより、底質の移動を制御することを特徴とする底質移動制御方法の提供を目的とする。
効果
自然エネルギーである波浪のみを利用しているため、メンテナンスフリーであり、波長・周期等の波浪の性質を問わずに往復流があれば、波向きに対して任意の方向に底層付近の流れを生成することができて、底質の移動を制御することができる。従って、例えば、砂浜の砂の移送を自由自在に制御することができて、豊かな砂浜を創造・維持できる。その結果、海岸侵食の防止・養浜、航路の埋没防止、河口の閉塞防止、魚の養殖に伴う水質・底質汚染の改善、河川における底質移動のコントロール、及び、シルテーションのマネージメント等を図ることができる。
概要
海岸や砂浜は、地球温暖化の問題とも相俟って、有効な侵食防止技術を開発することへの要望が加速度的に高まっており、沿岸域における海底の底質移動を波浪エネルギーを利用して制御する方法に関して、沿岸域の海底において、波浪により形成される往復流の中に、流れの方向により抵抗特性の異なる小規模構造体を複数配置して、任意の方向に底層付近の流れを生成することにより、底質の移動を制御することを特徴とする底質移動制御方法の提供できることを見出した。