特許情報詳細
高耐電圧超電導限流器
出願日 | 2002年09月04日 |
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出願番号/公開番号 | 特願2002-259072 / 特開2004-104840 |
発明者名 | 柁川一弘 |
出願人(権利者) | 株式会社産学連携機構九州、新日本製鐵、九州電力 |
特許番号 | |
技術分野 |
電気電子・デバイス |
明細書へのリンク | 高耐電圧超電導限流器 |
発明概要へのリンク |
目的
超電導限流器に関して、限流動作時の熱衝撃に対し高い耐久性を有する限流器の提供を目的とする。
効果
焼損することなく高い電圧に耐えることができ、限流動作に伴う熱衝撃に対し高い耐久性を有するため、その工業的効果は非常に大きい。
概要
超電導限流器は、短絡電流通電時に、限流素子が超電導状態から常伝導状態に転移することによって限流させることが基本的な動作原理である。したがって、限流動作途中では、超電導体内に大きな電流が流れ、かつ、系統電圧に近い大きな電圧を担うことになり、大きな電力が消費される。より高特性の超電導材料ほど臨界電流密度が高く、限流動作時には大きな熱衝撃が超電導体に加わることになり、この熱衝撃は、限流素子そのものにダメージ(焼損)を与え、繰り返し使用ができなくなる課題につき、抵抗型超電導限流器は、短絡電流通電時における超電導限流素子の常伝導転移時に該限流素子に貼り付けられた導電性材料からなるバイパス回路に短絡電流が分流し、超電導素子とともに高比抵抗の金属材料からなる導電性材料が熱膨張することで超電導限流素子を補強する。このように限流動作に伴う熱衝撃対し、高い耐久性を有する限流器を提供するものである。