特許情報詳細
焼却残渣の再利用方法および再利用システム
出願日 | 2003年04月28日 |
---|---|
出願番号/公開番号 | 特願2003-124399 / 特開2004-082100 |
発明者名 | 島岡隆行 |
出願人(権利者) | 株式会社産学連携機構九州、株式会社麻生、栗田工業株式会社、他3社 |
特許番号 | 特許4431672 |
技術分野 |
環境・エネルギー |
明細書へのリンク | |
発明概要へのリンク |
目的
既に埋立処分された焼却残渣および現在発生している焼却残渣の再利用にあたって、焼却残渣に含まれる塩分を効率的かつ経済的に除去する技術の確立を目的とする。
効果
焼却残渣を予め設定した粒度を基準に分別し、人工的な脱塩と自然脱塩により塩分濃度が低減した焼却残渣をセメント原料や土木資材として再利用するシステムにより、あらたな設備投資や消耗品の費用を抑えて焼却残渣の脱塩を低コストで実施することができ、経済的な焼却残渣の再利用を推進することができる。
概要
焼却施設から排出される焼却残渣および既設埋立処分場の焼却残渣の再利用方法およびこれを実行する再利用システムに関して、焼却残渣を予め設定した粒度により分別し、設定粒度より大きい焼却残渣をそのまま、または水洗浄処理により脱塩してセメント原料あるいは土木資材として使用し、分別後の設定粒度以下の焼却残渣に有機物含有物を混合して屋外処分場に貯留し、自然脱塩により塩分濃度が低減した焼却残渣をセメント原料あるいは土木資材として使用する再利用システムを採用することにより、あらたな設備投資や消耗品の費用を抑えて焼却残渣の脱塩を低コストで実施することができ、経済的な焼却残渣の再利用を推進することができる。