特許情報詳細
熱不可逆性逆フォトクロミック分子材料
出願日 | 2007年09月10日 |
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出願番号/公開番号 | 特願2007-233672 / 特開2009-062344 |
発明者名 | 入江正浩 他 |
出願人(権利者) | 九州大学 |
特許番号 | 第5273640号 |
技術分野 |
ナノテク・材料 |
明細書へのリンク | 熱不可逆性逆フォトクロミック分子材料 |
発明概要へのリンク | 逆フォトクロミック材料.pdf |
目的
光メモリや光加工等の分野において有用な、青紫色レーザー等の光源に対しても感受性があり、熱安定性等においても優れた、ジアリールエテンを基本骨格とする新しいタイプの逆フォトクロミック材料を提供する。
効果
可視光/紫外光の交互照射を100回繰り返しても再現性よく無色体/着色体が出現し、紫外-可視吸収スペクトルに変化は認められなかった。光メモリや光加工等の分野、超解像蛍光顕微鏡の色素材料に必須のプローブ分子、光スイッチング型の蛍光色素材料などに有用である。
概要
ジアリールエテンを基本骨格とした負のフォトクロミズムを示す新しい化合物である。初期状態で黄色を呈しており、Blu-ray Diskの記録光源である青紫色レーザー光に感受性を持ち、その光を吸収して無色の状態になることができる。この特性を利用し記録材料として用いれば、青紫色レーザー光を記録光と読み出し光の両方に使用でき、記録の分解能のまま読み出しが行えるだけでなく、高いSN比での読み出しも期待できる。