特許情報詳細
ガスセンサ及びガス検出装置
出願日 | 2009年02月18日 |
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出願番号/公開番号 | 特願2009-035941 / 特開2010-190752 |
発明者名 | 林 健司 他 |
出願人(権利者) | 九州大学 |
特許番号 | 第5288120号 |
技術分野 |
ナノテク・材料 環境・エネルギー |
明細書へのリンク | ガスセンサ及びガス検出装置 |
発明概要へのリンク | ガスセンサ.pdf |
目的
アンモニアセンサは半導体ガスセンサや電気化学式センサによって実現されているが、感度や応答速度、選択性に問題があった。このため、より高い検出感度でより迅速に検出ことができ、また繰り返し使用も可能なガスセンサ、及びガス検出装置を提供する。
効果
Au-NPs +PANI ナノファイバセンサプラットフォームを確立した。5ppmと比較的低濃度のアンモニアガスについて、高感度検出、短時間応答を実現した。呼気中に含まれるアンモニア類の検出や室内環境計測、食品や水に含まれる極微量の異臭の検出に適用可能である。
概要
基板の表面に適宜距離を隔てて配置した一対の電極間を、検出対象ガスと相互反応して電気伝導度が変化する有機ポリマで架橋しているガスセンサである。有機ポリマにて構成された複数のファイバによって任意の複数の金属粒子間及び両電極と任意の金属粒子との間をそれぞれ架橋することによって、両電極間を架橋する各ファイバのネットワークを形成する。主にアンモニアガスを検出対象ガスとすべく、有機ポリマをポリアニリンで構成してあり、両電極の所要領域の表面及び各金属粒子の表面にそれぞれ4-アミノチオフェンを化学結合させてあり、これら4-アミノチオフェンに任意のファイバが化学結合していることを特徴とする。