特許情報詳細
可視光応答型光反応用複合触媒
出願日 | 2014年03月07日 |
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出願番号/公開番号 | 特願2014-045361 / 特開2014-195802 |
発明者名 | 嶌越 恒 他 |
出願人(権利者) | 九州大学 |
特許番号 | |
技術分野 |
化学・薬品 ナノテク・材料 |
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目的
クリーンかつ省エネルギーで安全性の高い光触媒反応を得るため、可視光を利用可能なビタミンB12-酸化チタン複合触媒(可視光応答型光反応用複合触媒)を開発する。
効果
適用可能な触媒反応としては、例えば、脱塩素化反応によるDDTやトリハロメタン類の分解、ラジカル型有機合成反応による人工香料の合成、アルケンおよびアルキン還元反応による薬剤(例えば、イブプロフェン基本骨格)の合成、水からの水素発生反応によるグリーンエネルギー変換など多岐に渡り、環境分野、医薬合成分野、及びエネルギー分野など幅広い分野に及ぶものである。
概要
エンジオール基を有する化合物を用いて、エンジオール基を介して界面錯体形成された酸化チタンと、ビタミンB12またはその誘導体とを組み合わせることによって、優れた可視光応答性を発揮する新しいタイプの可視光応答型触媒の創製した。本発明の可視光応答型酸化チタンは、紫外線を用いたものと同等の高い活性を示し、可視光照射下でビタミンB12の触媒反応(脱塩素化反応)などを行うことに成功した。