特許情報詳細
地下流体観測装置及び測定方法
出願日 | 2007年09月12日 |
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出願番号/公開番号 | 特願2007-237182 / 特開2009-068971 |
発明者名 | 水永秀樹 他 |
出願人(権利者) | 九州大学 |
特許番号 | 第5453611号 |
技術分野 |
環境・エネルギー |
明細書へのリンク | |
発明概要へのリンク | 地下流体観測装置及び測定方法 |
目的
地下水や石油・天然ガスなどのように地下に存在する流体が地下を流動することによって生じる流動電流に基づいて流体の流動状態を観測する地下流体観測装置、及び、流体の流動状態を測定する測定方法に関する。
効果
電位の変動だけでなく、磁場の変動を検出して利用する「流体流動電磁法」では、従来の流体流動電位法のように電位測定の基準となる基準電位の設定を不要とすることができるので、基準電位の設定及び管理の手間を省くことができ、大きく省力化することができる。また、複数の検出部を設置した設置点での電位をそれぞれ特定できるので、設置点ごとに独立した多点同時計測を可能とすることができ、地下における流体の流動状態をリアルタイムでモニタリングすることができる。
概要
従来の流体流動電位法における第1電位変動検出手段と第2電位変動検出手段とによる電位の時間変動の検出だけでなく、磁場変動検出手段で磁場の時間変動を検出することにより、電位の時間変動量を反映した磁場の時間変動量を利用して電位の時間変動量を、基準電位を用いることなく特定できるので、基準電位を不要として検出部の配設作業を極めて容易とすることができる。