特許情報詳細
マイクロ波イメージングシステム
出願日 | 2009年11月24日 |
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出願番号/公開番号 | 特願2009-266780 / 特開2011-112403 |
発明者名 | 間瀬淳 他 |
出願人(権利者) | 産学連携機構九州 |
特許番号 | 第5408617号 |
技術分野 |
ライフサイエンス 電気電子・デバイス |
明細書へのリンク | |
発明概要へのリンク | マイクロ波イメージング.pdf |
目的
超短パルスの反射波信号における物体表面での反射波成分を除去し、マスキングされていた検出対象物からの反射波成分を確実に取得して、物体内の検出対象物の状況を適切に画像化して評価可能とするマイクロ波イメージングシステムを提供する。
効果
特に乳がん検出の場合に、腫瘍の大きさや位置によって細かく変化する腫瘍表面での反射の状況に応じて、信号解析手段で取扱う各信号成分を最適化し、二つの信号成分を用いて胸部組織表面での反射波成分を打消す一方で腫瘍からの反射波成分を相対的に際立たせる処理が確実に実行でき、後の画像再構成の処理を問題なく進めて胸部組織内部の画像における腫瘍の画像部分を鮮明に取得でき、乳がん検出の精度を高められる。
概要
超短パルスの周波数帯域内に、検出対象物からの反射波成分が物体内を十分透過できる第一の周波数範囲と、同じ反射波成分でも透過性が低下する第二の周波数範囲を設定し、各周波数範囲に対応する反射波の各信号成分を取得して、第一の周波数範囲に対応する第一の信号成分から、第二の周波数範囲に対応する第二の信号成分を差引き、物体表面での反射波成分を打消すことから、効率よく物体表面での反射波成分を取除いて、第一の信号成分での検出対象物からの反射波成分を相対的に強調でき、画像再構成で検出対象物の画像化を精度よく実行可能となり、得られた画像から検出対象物を適切に検出できる。